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無農薬という幻想 [社会]

数年前まで母とミニトマトを栽培して出荷していた。勿論無農薬栽培であった。

40代で新規就農し、近くのJAにミニトマトを出荷される方がおられる。ミニトマトを作らなくなった母は、その男性(Aさん)を応援する意味も込めて、その方の名前でのミニトマトがあれば、必ず買うようにしているのだとか。

でも、私はその男性と過去、一緒に農作業を手伝っていた別の男性(Bさん)と繋がっている。

Bさん曰く、「防護服のようなものを着て、防除マスクをして、自動の噴霧器で農薬をバンバンやっていました。」「なので、私は絶対に食べません。」「土作りも除草剤入りの農薬をバンバンやっていました。」「私の目指す農業と違っていたので、辞めました。」とのこと。

その話を母にすると~ショックを受けていた。それ以降、その出荷者のミニトマトを家で見ることは無くなった。

イメージ先行だが、比較的良心的と思われるJAの直売所でもそうなのだ。ピンきりだとは思うが…。

嘘かホントか知らないが、海外から日本への渡航者にチラシが配られるのだとか。日本のスーパーで売られている野菜は農薬漬けだから要注意!という内容のもの。

色艶もあり、みんな同じ形も同じなのが不思議なぐらい。

俳優の山田孝之氏が面白いプロジェクトをやっているらしい。その名も「原点回帰」「安心して食べられるものを作りたい」俳優・山田孝之の生き方 - 秋吉健太 | Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラム

まぁ、世の中いろんな人が居る。振り子のように右に触れれた反動で、左を目指す人もいる。文中に出てくる山口県の離島は萩らしいが、贅沢な遊びだ!わざわざ離島に行かなくても耕作放棄地は至る所にある。前述のBさんは恐らく、山田孝之氏が目指すような「原点回帰」型農業がやりたかったのだろう。Bさんが好きなのが宮沢賢治の「雨ニモマケズ」だから、多分そうだろう。「一日に玄米4合と味噌と少しの野菜を食べ・・・」それにしても玄米4合(茶碗8杯)は食べ過ぎなんじゃ?まぁ食べてたというより「食べたい」という理想の話なのだろうが。

私にとっての「原点回帰」は・・・野菜作りも米作りも十分やったので、無農薬の玄米と無農薬の野菜を高くても買ってきて(自分で作るのではなく)、良い調味料で、自分で調理して食べる。ある時は生で、ある時は擦って、ある時は揉んで漬けて、ある時は茹で・焼く・煮るetc今はこれしか思い浮かばない。

出来合いのものでは無く、自分で時間を掛けて作って、時間を掛けて食べる。これだけで幸せを感じる今日この頃・・・「いただきます」の意味は重い。

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kawaii155cm

無農薬、有機肥料で作る野菜は、青虫、毛虫、カタツムリ、アブラムシ、まる虫などなど、たくさんの虫と出会い、闘いです。

2年前から急にカタツムリが増え、困っていますが、そこに黒い昆虫を数匹発見!
気持ち悪い!見たこともない昆虫!
バンバンとたたいて駆除。

後悔・・・・ 
by kawaii155cm (2023-04-06 20:08) 

はるかぜ

虫も生きている同じ命(人間とイコール)と思えば(ワンネス)最近は蚊もハエも小さな名も無き虫もゴキブリも殺せなくなりました~(苦笑)
スズメバチも何もしなければ、向こうも何もして来ません。だけど、「いやぁ!」とバンバン払いのけると、攻撃されたと思い、向こうも攻撃してきます。マムシもしかり。至ってシンプルです。共存共生しているはずなのですが・・・
by はるかぜ (2023-04-07 11:14) 

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