SSブログ

くすの木千年 [社会]

IMG_20230918_155426.jpg

【くすの木千年 さらに今年の若葉あり】

先日、地元神社の清掃活動があった。毎年言われていた、神社の屋根に掛かる木々を切った方がいい!と…。台風や大風で瓦を壊す可能性があるから…と。でも、業者に頼むと5㍍ほどの高所作業でもあり、4~5万円の費用が掛かると思われる。お賽銭や寄付の少ない弱小神社なので・・・「私が木登り得意なので、一人で切っときますよ!」と言うと、命綱とかも必要だし、もしも落ちて誰も氣がつかなかったらいけないから、一斉作業の日にやりましょう!ということになった。

その当日、「もしも、落ちて死んだら、今日が最後かもしれない!」と最悪の覚悟もして、木に登った。登るのはコツがあり、得意だから何の事は無かったが、上った状態で、自分の安全も確保しながら、木を切る作業。切った木と一緒に落ちることだって有り得る。さすがに怖いと感じた。私の小学校の同級生は、木の伐採の仕事をしており、山口県内の奥地での伐採中の事故でドクターヘリで運ばれる大事故に遭ったということもあり。その後の消息は不明。大丈夫と思って足を掛けた木が腐ってそのまま真っ逆さまという事であって過去に私自身が経験している。

結局、事故なく、目標の横に長く伸びた木を三本切断完了。この神社は建立されて300年以上だが、恐らくその頃には無かった木なんだろうなぁ…。私が登ったのは5、6㍍程度だが、その何倍も空に向かって伸びている。自然のエネルギー、力の凄さを改めて木から感じる。

その後、神社の屋根に登って、木々の影響で落ち葉で軒樋(のきどい)という排水口が全部詰まっているので、これも何年振りかに撤去。私にとっては何の事は無い作業だが、作業に集まった70・80歳代の高齢者には出来ない作業でもある。脚力を鍛えておいて良かった。もしも、こんな作業も業者に頼めば全てお金が掛かる。1時間ちょっとの作業だったが、私は数万円の仕事をした事になる。まずは、死なずに済んだので、神社に祀る菅原道真公に感謝します!今日も生きていて良かった!

「ありがとうございます!出来ました!感謝します!」

nice!(3)  コメント(2) 

nice! 3

コメント 2

kawaii155cm

立派なクスノキですね。
クスノキには神が宿るといいます。

私の近所の大きなクスノキは鋸を入れた人が体調が悪くなって寝込むという事が続き、そのクスノキには誰も手を触れていません。
大きく、枝をはり青々とした葉を付けています。

「はるかぜさん」の守っておられる神社の神様 菅原道真公も喜んでおられるでしょう。
このblogを読んで思い出したことがあります。
高所から転落する時の感覚です。
幼い時、何度も縁側から土の上に落ちた時、柿採りで柿の木の枝から落ちた時のことです。
あの、「落ちる~!」と思った瞬間から地面に着くまでの時間はそんなに長くないのに、それはそれは長い時間に感じられました。
それにまつわる話もありますが、長くなるので。

因みに私の従弟は兄弟とその息子で林業をしています。
怪我が絶えないといつも言っています。
落ちたり、切ったり、折れたり大変な様子です。入院や手術もして。
「はるかぜさん」無事に大仕事を成し遂げられ、良かった。
伐採は自分の身体を支える手が枝を切るという作業に使わなくてはならないので、危険です。
新しい年がすがすがしく迎えられそうですね。





by kawaii155cm (2023-10-04 18:04) 

はるかぜ

私も柿の木から柿を取ろうとして足を掛けた枝が枯れていて、真っ逆さまに落ちた経験があります。恐らく保育園の頃。頭の横には私の体ぐらい大きな岩が横たわっていました。もしも、それに頭をぶつけていたら、今の私はここには居ません。親父も同じ木から見ていて、「死ぬところだった」と言っていましたから。神様に感謝です!小さい頃から、私の家で言う神様というのは「菅原道真公」の事を指し、「居て守って下さっている」という意識なんです。今回も彼を祀る神社だけに、それを感じた一コマでした。
by はるかぜ (2023-10-05 10:57) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント