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投資家との出会い [投資]

 今年、村上ファンドに出資していたとして福井日銀総裁が叩かれ(仕方のないことである)、その際7年で2倍に資金が膨らんだと報道され、銀行金利がゼロに等しい中で許せない的なコメントも多くコメンテーターが語っていた。

 私が投資を始めたのは2003年。ある投資家(軍事ジャーナリストでもあり、世界的に有名な投資家である増田俊男氏)の本がきっかけだった。片手にお経(理念)、片手にソロバン(お金)という考えに妙に納得し、今後中国需要が伸びることを予測していた新日本製鐵214円で買った。長期投資を彼は推奨するが(デイトレダーは淘汰されると言っていた)、私は運転資金としても必要なため1ヶ月で売却しなければならないので利益を得て売却した。またその後、米国の脱工業主義の実現からトヨタ自動車を3,240円で購入したが同様に利益を生み売却。新日鉄も最近509円の高値をつけたので3年で2.3倍、トヨタも6900円の高値をつけているので、そのまま持ち続けていたら3年で2倍に。お金があり、戦略を持っている人なおかつ運のある人は長期投資によりお金を増やしている。どの世界でも「タラ・レバ」はどこにも売っていないが、村上ファンドよりも早いペースではないだろうか。みなさんの年金資金はこうして正当に運用されているのである。※ただし私が投資を始めた2003年はイラク戦争開戦により日経平均も7000円台をつけた年であるので、結果的には底からの計算となる。

 投資を批判するのは、金持ち父さん貧乏父さんのどちらかで言えば後者である。
 
 投資をギャンブルと混同する人もいるが、1万円で競馬の馬券を買ってハズレたら0円となり数分後には紙くずになる。しかし、1万円株券を買って(1万円で買える株も危険といえば危険であるが)明日紙くずになる確率は1/3000(全市場銘柄は3千以上)もないのだ。上場会社が今日倒産しましたというニュースは1/3000以下ということである。しかし、ライブドアのような事もある。投資には危険がつきものだ。胃が痛くなることもある。死を覚悟することもある。それを乗り越えて利益が得られるのかもしれない。お金を働かせることよりも(銀行はこれをやっている)、自分が働くことの方がどんなに楽かと思う。でも、投資に足を踏み入れた私はなぜか最終地点に来たような気もする。(どこの国にもサラリーマン、自営業、ビジネスオーナー、投資家の4つの人種がいるという。)

 昨年、ある株を運に導かれて購入、運を信じて1年保有し最後の1ヶ月の間で3倍になるも欲にまみれて(欲がどんなものか分かったぞ!今度は同じ失敗はしないぞ!)今もライブドアショックのど真ん中にいる。人生に偶然はない。親から兄弟から友人からおみくじから守護霊から(※正月に引いたおみくじには相場:売れ今が好機)売れというメッセージをいただいたのに欲にまみれて売らなかった。今回は欲とはどんなものか、それにまみれるとどうなるかを学ぶ勉強だった。教えていただき、ありがとうございます!

 難を逃れる人は必ずいる。それは運を味方につけた人である。増田氏もその一人だ。LD強制捜査直前アメリカにいたがアメリカの友人からの助言で帰国し対処している。完璧だ!運のあるところには情報も川のように流れてくる。彼は太陽を毎朝(雨の日も曇りの日も)拝んでいるという。そして先祖を大切にしている。そしてこよなく日本(自分の国)を愛している。私が聞いた運の法則の通りである。

 日本大復活と同じく私も大復活したい!

 
日本大復活!―アメリカを救う国家戦略が黄金の時代の扉をひらく

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  • 作者: 増田 俊男
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  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 単行本


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コメント 2

オオタ

難を逃れる人は必ずいる。それは運を味方につけた人である。もうこれしかない!というほどの強烈な気持ちで、部屋にかざっておきたいほどの気持ちです。投資にかんしてははるかぜさんは以前から少しお話をうかがっています。自分としては興味ありますし、批判する気持ちは一切ありません。投資で食べていけるとするならば、その運命と勇気に敬意をはらってもいいとさえ感じています。船井さんはよく投資をゼロサムといいます。ですがそのゼロにならない運あるいきかたをして進んでいる人もいるのも事実。自分は商学部のファイナンスコース、松谷ゼミで株式をかじりました、当時山一証券やら野村の不祥事、バブル崩壊をはじめ、多くの批判をうけていた時期で、ゼミ生はたったの8人。僕の卒論は、個人投資家育成策でした。個人が株を気軽にする時代はきっとやってくると考えていました。(ネットで普及するとは考えてもなかった)。のちに、平成12年ごろからのミニ株ムームで松谷ゼミは盛況を極めたと聞きます。ですので機運があるのならば株式をやるのもいいと考えています。僕はなぜやらないかというと、一喜一憂をすることにたいしてに恐怖かんがあるからです、少しでも儲かればかなりのめりこんでしまうのはめにみえています。のめりこんでもよいのでしょうが、漠然と勇気がないということなんでしょうかね。(資金不足もある)。結論は、株を早くからやっておけばよかったかなーということ(笑)
by オオタ (2006-09-10 12:54) 

はるかぜ

オオタさんは松谷ゼミですか、私は中辻ゼミでした。IT戦略の先駆けのようなゼミでした。お互い時代の幕開けの前に学んでいたのですね。それを活かそうではありませんか?究極はゼロサムです。ただ私の先輩のお2人の意見を載せておきます。お一人は儲けた会社で買い物をする。お一人は儲けたら事故か火事に遭うので寄付をするとのことでした。私は寄付を怠ったためライブドアショックという事故にあったのでしょう。難を逃れる法則(私も教えていただいた)をいつか書きたいと思います。
by はるかぜ (2006-09-10 18:52) 

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