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読書のすすめ [本]

 全国のどこかに「読書のすすめ」という本屋さんがあるらしい。素敵なネーミングである。

 私は読書が嫌いな子供だった。小学校6年の時、読書感想文を書く授業があった。私は図書館で借りた本との出会いを書いた。何故数ある本の中でその本を選んだのか、偶然その本を手にした時の気持ちなど(今思えば偶然の一致を書きたかったのだろう)。本の中身の感想はほんの少しだったのだ。
 先生はみんなの前で悪い例として私の読書感想文(というより本との出会い感想文)を紹介した。それがトラウマとなり本を読まなくなった。(それが理由というのは脚色している)
 両親からも本を読みなさいと言われており、家にはたくさん本があった。兄は本をたくさん読んでいた。しかも凄いスピードなのだ。速読でも身につけているのだろか。1冊星新一氏の本を借りたことがあったが愉快な超短編SF小説である。そんな私はSF好きになったのだろうか。

 さて、そんな私が本をたくさん読み始めたのは社会人になってからである。

 知らないことを知るということが楽しくなったのである。きっかけは船井幸雄氏である。彼は今70代であるが京都大学を卒業後、船井総合研究所(船井総研)を創業し、全国の経営者を指導する経営コンサルタントであり、東証にも上場している。彼は不思議なことが大好きなのである。それを自ら体験し、理系らしく体系化し分かりやすく人に伝えているのである。生まれ変わり、波動、気エネルギー、宇宙、精神世界などなど。

 当時眉唾(まゆつば)ものと揶揄する人もいたが、今では江原啓之氏の霊的な前世指導も一般的になり、標準となりつつある。百匹目の猿現象なのだろう。

 ※宮崎県の離れ無人島 幸島に住む野生の猿にある研究チームが餌付けに成功した。泥だらけのサツマイモなのだが、ある時メス猿が海水で洗い始めたのである。考えてみれば、泥がとれ、しかも塩味!私も食べてみたくなるほどである。段々とその集団に拡がりだした。最後まで食べなかったボス猿(頭が固いのは人間でも同じか)まで食べるようになり島全体がそうなった。その後、海を隔てた大分県の高崎山の猿(温泉と同様に猿の飼育で有名)までも何故か芋を洗いだしたのである。(それまでその習慣はなく、教えたこともないし、幸島の猿を入れたこともないのにである)この不思議な現象を「百匹目の猿現象」と呼ぶのである。学会ではある仮説が立てられた。
 
 ある良い行動が一定数(仮に百匹)に達すると空間を越えて良い行動が拡がっていく。

 今、日本でも言霊の実践(良い言葉を使うと良い現象が起こる)をする人が多くなったと思う。これも百匹目の猿現象だろうか?

 知らないことを本を読んで擬似体験できたり、知識を深めたり、それにより悪しき考え方から転換できたりと。ブログも一般個人が発行する本と同じかもしれないと感じる。そのいろいろな知識を共有でき発展できれば良い社会ができていくような気がするがどうだろうか?

 
この世の役割は人間塾

この世の役割は人間塾

  • 作者: 船井 幸雄
  • 出版社/メーカー: ビジネス社
  • 発売日: 2003/07/19
  • メディア: 単行本


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コメント 4

オオタ

ブログも一般個人が発行する本と同じかもしれないと感じる。そのいろいろな知識を共有でき発展できれば良い社会ができていくような気がするがどうだろうか
上記のお言葉、作家が書いたのかとおもわれる感じありました。たしかに個人が発行する本ですよね。とてもうまくいわれていますね。

 僕はハルカゼさんのおかげで船井さんにいきつき、人生観がかわった人間です。
運命的であいをありがとう・
by オオタ (2006-09-12 08:28) 

はるかぜ

ご自分で運命を切り開いたのだと思いますよオオタさん。成功の法則にこんなのがあるそうです。チャンスの神様は前髪しかない。出会った時にその髪(神)を掴まないと、神様が背を向けると後ろ頭ははげているのでもう掴むことはできないとか。私も掴めなかった経験があるのでよく分かります。一瞬でした。前髪を見たのは・・・
by はるかぜ (2006-09-12 08:50) 

naonao

はるかぜさんのお勧めというブログ「ぐるぐる日記」、アクセスしてみました。今まで読んだ精神世界の話がうまくまとまっていて、しかも爆笑させてくれました。はるかぜさんの「今日もいい日だなあ」と共に、これから読者にさせていただきます。
ところで、今日の記事、100匹目でなく101匹目のサルではなかったでしょうか???確か動物学者の方が書いた本を、遠い昔読んだ記憶があります。まあ一定の数のことを100匹とか101匹で表してるので問題ありませんけどね。この話はいろんな方が引用してるんですね。船井氏までも。
by naonao (2006-09-12 16:57) 

はるかぜ

船井幸雄氏を師と仰いでおりますので(向こうは知らないと思いますが)彼が書いた著書「百匹目の猿」が私の最初の出会いでしたのでそうさせていただきました。101の方が101匹わんちゃんのようでかわいいのですが。
船井氏の話はこちらを参照下さいませ。http://www.funaiyukio.com/dengon/index.asp?dno=200404010
Xメン3も見られたとのこと(①しか見ていませんが面白かったです)。③は選択がテーマらしいですが、自分が100(101)匹目になるかならないかで世界が変わるか変らないかの瀬戸際にいると考えたら面白いですね。
by はるかぜ (2006-09-12 17:19) 

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