スパコンも困っている [地球高温化]
今、稲刈りの真っ最中である。
米作りは祈りに近い作業である。
(刈取る前の稲です。実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな)
今年こそ豪雨で水不足の心配はなかったが、逆に日照不足で野菜が不作だった(値段が上がった)のと同じように、米の出来高も少ないかもしれない。(植えた苗の株が分かれない、株式分割しないのと同じである)また、稲は水が命である。雨乞いの昔話は多く残っているが、まさに雨が降らないときはみな祈っていたのである。
また、収穫の時は台風による被害を受ける。せっかく実ってた稲が倒れてしまう。実った稲が水に浸かると次の芽が出てしまい食べ物にはならなくなる。こうなったとしても全ての現象を受け入れるのみである。どうしようもないのである。これが農業なのだ。おてんとさまのみ知るところである。
※昔は「おてんと(う)さまが見ている」これで犯罪もなかったという。確かに人の物を取ったら●●だからいけないというわずらわしい説教をするより、誰も見ていなくてもおてんとさまが見ている。この一言で十分なのである。実に分かりやすい。日本人の精神性の高さというか機知に富む表現は素晴らしい。
天気予報(昔は天気予報が貴重な情報だった。戦をする上でも曇り、雨によって戦略が異なる)が重要となる。いつ植えるかいつ刈るかなど。
しかし、その予報が当たらない。みなさんもそれは気づいていると思う。(この間のハリケーンが台風になったのは驚いたし、日本に上陸しなくて良かった。外れて良かった!こともある)
予報は過去30年近くの全ての気象情報をスーパーコンピューターに入れて解析しているそうだ。そのスーパーコンピューターでも予測できない程の異常気象なのだろう。
結論は・・・予測不可能!明日は明日の風が吹く!
株式分割の話を笑いました。農業は自分自身やってみたいことのひとつにあがります。これもハルカゼさんの影響ですが。異常気象の中での農業の舵取りはとてつもなく困難でしょうね
by オオタ (2006-09-15 20:51)
去年は秋がなく夏のあと冬がきたような感じでした。今年は秋が早くやってきたような(朝晩寒いです)・・・稲としては日照不足です。今年最大の台風が中国に行くのかと思いきや、九州・中国地方直撃の恐れが・・・鋭角で曲がる台風が数年前より多いですね。まさに予測不可能。農業は自然相手ですからストレスがないと親は言っています。あるがままに生きる仕事です。
by はるかぜ (2006-09-15 21:57)
あるがままに生きる仕事 深く心にささります
by オオタ (2006-09-16 20:37)
全てを受け入れる・・・これが私の今の学びです。
by はるかぜ (2006-09-16 21:08)