映画「川っぺりムコリッタ」 [映画]
2022年公開の映画「川っぺりムコリッタ」を観た。ムコリッタは仏教用語で１日の1/30の単位（４８分）を表し、「ささやかな幸せ」を意味するのだという。監督は、「めがね」や「かもめ食堂」の荻上直子女史。「めがね」のような・ゆる～く時間が流れる雰囲気を醸し出している。
遺骨を勝手に捨てると3年以下の懲役らしい。ちょうどこの映画を観る前にたまたま、母に「私が突然死したら、母さんが生命保険等手続きするようになると思うけど、墓は要らないし、息子・娘に遺骨は海か山に撒いて欲しいと伝えて！」と言ったばかり。危うく息子たちを犯罪者にさせるところだった。無知ではいけない。骨を砕くと問題無いらしい（笑）。
この映画が昨年9月公開ということだったが、山口県内での上映は無く、広島まで観に行こうかと思っていたほど。当時、満島ひかりにハマっていたのもあるが、冬ドラマ「１００万回言えばよかった」の松山ケンイチが良かったので、二倍楽しめた。
服役を終えた山田（松山ケンイチ）が富山県のイカの加工場で働くことになり、築五十年のハイツ「ムコリッタ」で住むことになる。大家さんは未亡人の南親子（満島ひかり）、隣人は独身者の島田（ムロツヨシ）、お墓の訪問販売をする溝口親子（吉岡秀隆）。山田がご飯を炊き上がった頃にご飯を食べにやってくる島田。友達が居ない山田にとっては、それも「ささやかな幸せ」なのだ。
ご飯とイカの塩辛だけでも十分幸せ、島田が庭で作る野菜の漬物とご飯だけで十分な幸せを感じる二人。最近の私のテーマである、ご飯（玄米）と素材と調味料・・・やはり、これこそ「ささやかな幸せ」なのかもしれない。そこに他人だけど、心を少し許せる人達が周りに居れば、それこそ最強かもしれない。
食べる楽しみは人生の１ムコリッタ。心許せる人とのコミュニケーションは２ムコリッタ・・・。
映画「川っぺりムコリッタ」、いい映画ですね。
私は人みしりで友人は少なく、この地に嫁いで知人は夫一人だけでした。
でも、「立場が人をつくる」というように、職業柄、ずいぶんおしゃべりになってしまって、たくさん楽しめる知人ができました。
学生時代の友だちとも同窓会を機に、交流が多くなりました。
楽しいですね。
ムコリッタは１日の1/30単位（４８分）。授業は５０分なので、ほぼ１ムコリッタですね。
「ささやかな幸せ」を意味する、そんな、授業がしてみたいです。
松山ケンイチ さん、ステキですよね。妻の小雪さんもステキ！
私の知人に ある映画で松山ケンイチさんが演じられた主人公のお兄さんがおられます。
その時のエピソードなどもお聞きして、ますますステキな方だと感じました。
ムロツヨシ さんも、ステキです。
この映画、ネットで観られますかね？観てみたいです。
いいお話を知ったので、１日にいくつ「ムコリッタ」があるか、意識してみましょう。
結構ありそうな気がします。
このcommentも「１/５ムコリッタ！」
おもしろい！
いいお話をありがとうございました。
by kawaii155cm (2023-03-28 11:34)
人は変わりますね～私も人見知りでした。先生も先生なのに人見知り・・・面白いですよね。私も人見知りなのに営業職をやっていたなんて。「立場が人をつくる」まさにその通りです。人間変わることが出来るんですね～
私、すごくウジウジしていた時期があるんです。身長が低く、劣等感を持っていましたが、大学に入って、私とほぼ同じ身長だけど、ものすごく面白くて男気があって人気者の同級生が居て、その彼と接していて、身長なんて関係ないと吹っ切れました。当時３高（高身長・高学歴・高収入）というのが言われていて、それが引っ掛かっていたのかもしれません。ブームに乗せられたというか、「天上天下唯我独尊」ではないですが、私は私でいいんだ！という自信を持つことが出来ました。人間変われる生き物なんですね！（笑）
映画「川ってぺりムコリッタ」はDVD最新作なので、ネットのサブスクリプションではまだ無いかもしれません。DVDレンタルは勿論ありますので！
兎に角、不思議な映画でした～荻上直子監督なら当たり前なのでしょうけど～私は好きで２回観ました！しかも、「ブルー・ジャイアント」泣けると聞いてたのに泣けず、この作品では泣けてしまいました。
by はるかぜ (2023-03-28 20:30)