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ワンオペについて [社会]

先日の岸谷香さんのライブは「ワンマン」ライブだった。ONE MAN(正式にはWOMAN)一人の人間によるライブ。昔、小さい頃、バスにワンマンと書かれていた。元々運転手と切符を切る車掌さんが居て走っていたのが、自動発券機に代わり、運転手のみなのでワンマン。

今年はコンビニが日本に上陸して50年。当初は24時間営業では無かったが、24時間営業となり、全国で5万7千店舗がある。近年では、24時間営業していないコンビニも出てきた。それだけ深夜に働く人がいないのが実情だ。オーナーや店長や社員が一人で勤務する店も多い。いわゆるワンオペだ。ワン・オペレーション:一人での作業。二人分の作業を一人でこなす熟練工のような世界である。

でも実際、問題も起きている。昨年1月、牛丼チェーン「すき家」で58歳女性が深夜ワンオペ中に亡くなり、早朝来店したお客さんが発見。その問題を受けてワンオペを廃止。といっても恐らく、新規に人手が集まる訳でもないので、既存の従業員の勤務時間延長や休日出勤が考えられる。そこまでして24時間続ける意味があるのか?

ケースバイケースと言える。今度私が勤務することになる新規出店のコンビニの近くには、新日鉄や武田薬品などの工場があり、24時間体制の工場であり、3交代制らしいので、22時・6時・14時と人の入れ替わりで人が動く。なので通常のお昼以外では朝6時前後の2時間、22時前後の2時間は結構需要があり、忙しい。勤務予定では・・・22時~8時までの勤務で、23時~5時まではワンオペになる予定だ。全時間帯募集するも、深夜勤務希望者のみゼロ。なので深夜歴17年目の私がワンオペで二人分の作業をこなすことになった。

レジ接客の他、フライヤー什器の清掃、肉まん什器の清掃、おでん什器の清掃、コーヒーマシンの清掃、ラテマシンの清掃、スムージーマシンの清掃、床清掃、トイレ掃除、ゴミ出し、店外清掃、ドリンクの補充、全商品の陳列、お弁当おにぎりの検品・品出し、サンドイッチの検品・品出し、乳飲料の検品・品出し、雑誌の検品・品出し、新聞の検品・品出し、早朝の肉まん、フライ商品の仕込み。レジ金庫の点検。こうして書くと凄い作業量やなぁ(笑)。その都度、お客さんとのレジ対応。

5万7千店の内、雇用事情から数万人がワンオペと私は考える。ある意味、現代の職人の姿でもあるとも言える。こうして今の日本は回っている。夜空を見上げて、私だけ一人じゃないんだぁ~と感じるあさって木曜日オープン(⌒∇⌒)


コンビニオーナーぎりぎり日記

コンビニオーナーぎりぎり日記

  • 作者: 仁科 充乃
  • 出版社/メーカー: 三五館シンシャ
  • 発売日: 2023/08/07
  • メディア: Kindle版

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