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若者には未来があり、我々には未来が無いのか? [社会]

子育てを終える年齢を50歳としよう…人間以外の動物は、残された種族の為にひっそりと苦しむことなく死んでいくらしい。大きな理由は自分以外に食べ物を残してあげる為。ただ、人間だけが100歳まで生きる。そこに理由を見出す必要がある。私たちは何故生きているのか?生かされるのか?


就職も決まり、今から社会に出るという学生時代を振り返ると…「明るい未来」があった、というか信じていた。私の場合、バブル崩壊直後だったが、それでも未来があったのだ。アルバイトを通して社会経験を積み、学内では学友と学び議論し、本を読み、夜には酒を飲みかわす。休みには繁華街に繰り出し、ウィンドウショッピングをしながら社会の空気に触れ、感性を磨く。好きなアーティストのライブや映画を観て、ドキドキワクワクする。


社会に出た後は、新しい仕事を必死で覚え、上司や先輩や同僚と交流し、将来のお嫁さん候補も仕事以外の時間で探す。貯めたお金でどんな車を買おうか?未来の助手席にはどんな女性が座るのか?結婚したら、どんな子供が生まれ、どんな家庭を築くのか?とにかく、明るい未来を想像したし、自分で創造した。自分が死ぬとは思ってもいなかった時。


方や、子供からも手が離れ、定年も間近になり、巷では「老後」という括りに入る中で、いつか死ぬという恐怖の中で生かされ、年金がどうのこうの、高齢者医療がどうのこうの、介護がどうのこうの、高齢ドライバーの運転がどうのこうの…etcと暗い未来をマスコミや新聞により想像させられる。果たして、そんな環境の中で明るい未来があると思えるのだろうか?私はついこの間までそう感じていた。


しかし、武田邦彦著「50歳から元気になる生き方」を拝読し、180度見方・考え方が変わり、今では20歳の就職活動をし始めた時のようなドキドキワクワクの第二の人生のスタートラインに立っているのだ。


本を読んだだけでは無い、20歳の頃、毎晩のように語り合った友人と再会し、語り合い、あの頃と変わらない(体重は+20キロだったが)情熱を持ち続けているのに刺激をもらった。彼の一言「勉強しようと思っている!」に衝撃を受けた。「俺も勉強しよう!」そう決意した。彼は定年後の為の再就職の為の資格を取る勉強と言っていたが、私は50年生きてきた中で、実はもっと知りたかった事、音楽の事、宇宙の事etcそのまま調べずに放置したままの事を深堀りする勉強をしたい。


そう考えるだけで、「明るい未来」が急に開けてきたのだ!

20歳の1時間も、50歳の1時間も同じ1時間なのだ。縁側で日向ぼっこして「若い人は忙しくていいねぇ」で何もせず1時間過ごすのは勿体ない。そう、私は思う。


自分の力で未来を想像し、創造しましょう!


50歳から元気になる生き方 70代の今がいちばん健康な科学者が実践!

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  • 作者: 武田邦彦
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2019/10/10
  • メディア: 新書


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