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映画「怪物」サウンドトラック [音楽]

映画「怪物」を拝見したのは先週の水曜日。それから毎日、毎日映画「怪物」の事を思い出す。それだけ印象に残る映画だった。その日以降、youtubeで監督や俳優・舞台挨拶や解説動画や監督のインタビューを見て回っている。兎に角、不思議な映画だ。観客動員も120万人を超え、興行収入も17億円の大ヒット(10億円で大ヒットと言われる領域)。観客動員は当然ながら延べ人数であり、何回も観る人も多いらしい。それだけ1回では理解出来ない難解な映画でもある。この脚本家:坂元裕二氏が本作を描くきっかけになったのが・・・

車で信号待ちをしていたら、前のトラックが青になっても発進しないので、自分がクラクションを鳴らした。でも発進しないのは車椅子の人が横断歩道を最後まで渡りきるのをずっと待っていたからだった。いつでも自分が加害者に成り得ると感じた…クラクションを鳴らした自分をずっと後悔していた・・・という出来事。

音楽は3月に亡くなった坂本龍一氏が担当し、本作が遺作となったが、フランスの映画祭でも認められ、その後世界196カ国で上映が決定したというから、世界の坂本龍一が、最後の最後にもう一度脚光を浴びることになったのも、偶然では無い。エンディングに流れる「aqua」はこの作品の為に書かれたのか?と思うほど、ピッタリで、何と25年前の曲。闘病生活の中2曲、この映画の為に書き下ろしたらしいが、監督に過去作品からも使っていいですよ!と言われていたらしい。映画鑑賞後、改めて聴くと素晴らしい曲で、映画の中で重要となる「水」と音楽「aqua」の言葉の結びつきもピッタリ。あぁ、もう一度観たい衝動に駆られているが、こちらの地方では1日1回早朝の上映に切り替わり(1ヵ月経過したので)そろそろ終わりなのかな?という雰囲気だ。子供が書いた作文に何が書いてあったのか?が一番氣になる。もしかして「すき」と書いてあったのでは?という妄想が止まらない。一瞬しか映らないので、DVDで視聴した時に「一時停止」して観ようと思うが、半年後になると思うと、DVD化が待ち遠しい映画も珍しい。全世界にこの「ザ・日本映画!」が知れ渡るのが嬉しい。生きていて良かった!



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  • アーティスト: 坂本龍一
  • 出版社/メーカー: commmons
  • 発売日: 2023/05/31
  • メディア: CD

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