初めての缶ジュース [社会]
先月の子供たちとの面会日、二人とも中学生なので思春期真っ只中である。
私も中学生当時そうであったが、親子の会話がはずまない。
しかし、先月は少し違った。どこに行きたいか聞くと、どこどこの自動販売機に行って欲しいとのこと。
街外れのさびれた自動販売機に到着。今現在、コカコーラに限定のバッチが付いており、自動販売機限定でしかも、全てに付いている訳ではないのだとか。しかし、ここの自動販売機は当たり(バッチ付)が多いという噂らしい。
長男(中3)が自分のを買うと噂通りバッチが付いていた。嬉しくなってもう1個買うとそれにも付いていた。本人はバッチのみが欲しいので「これ、父さんにあげる!」とコカコーラの缶ジュースをくれた。
長男が自分のお金で物を買ってくれたのは初めてである。
たかが120円と思うかもしれないが、数千円の少ないお小遣いの中から120円は大金である。私たちが120円出すのと大違いなのである。
日頃コカコーラは飲まないが、子供がくれたコカコーラは特別である。車の中でワイワイ、コカコーラを飲みながら話が弾んだ。
子供と別れた帰り道、やっとコーラを飲み干したのだが、この記念すべきコーラの空き缶が捨てれない。
親ってそんなものなんだなぁ・・・
子供にもらったものって例えゴミになっても、そこに「思い出」が刻まれるので中々捨てれないものである。。。
それを見る度にその時の感動に浸れるからかもしれない。
たかが缶ジュース、されど缶ジュース。プライスレス!