コミック「トーチソング・エコロジー」 [コミック]
コミック「トーチソング・エコロジー」(いくえみ稜 作、幻冬舎)三巻を読んだ。
最近、忙しくブログ更新出来ず申し訳ございませんでした。(てか誰も期待してねーよ!)
忙しい中でも・・・何食べようかな?何読もうかな?考えているとワクワクします。まさに生きる原動力なのかもしれません。
「いくえみ稜」という名前は聞いたことがあったのですが、少女マンガの作者というイメージだけで敬遠していました。女性コミック初挑戦か?と思いきや「オレンジ-orange」 も少女マンガ分類になるし、映画「潔く柔く」(長澤まさみ・岡田将生主演)もいくえみ稜原作によるもので、いいものに少女・少年という垣根は無いのだ!その分類や壁を作っているのは大人の方であり、面白いものはジャンル・分類問わず面白い。過去観た映画「アオハライド」「午前3時の無法地帯」なども少女マンガ発信であることをコミック検索している中で気付いた程。
そもそも「トーチソング」って何?て読んだ後で調べると・・・失恋や片思いなどを歌った歌なんだそうな。まさにその「失恋」や「片思い」が交錯する内容で、しかも今を生きる人や死んだ人(存在?)の「失恋」や「片思い」や「念」が登場し、「潔く柔く」でも死んだ人を引きずる主人公からして、これが「いくえみワールド」なのかな?と少し理解した。
ネタバレになるので多くを語れないが、「不思議な存在」を見ることが出来るようになった売れない俳優男性が主人公。その隣に偶然高校時代の同級生が引っ越してくる。順番は逆で・・・その同級生と会ってから「不思議な存在」との生活が始まる。幽霊なのか座敷童子なのか生霊なのか何かはわからない。ある意味「大いなる存在」「神」といっても過言ではない存在である。これはいずれ映画化されるかもしれないなぁ・・・と思うほどリアリティがあり、面白かった。
このコミックに触れたのは・・・いつも行くレンタル屋さんで「5巻以内読みきりコーナー」というのがあり、そこで紹介されていた作品である。お薦め作品や全国の書店員が選ぶとか人気ランキングに載る作品に間違い(ハズレ)無し!
現代(デジタル)社会に生きる私たちこそ、目に見えない「存在」にも気付ける感性が大事なんだろうなぁ・・・と。
改めてコミック(漫画)の素晴らしさを味わいました。これから「いくえみワールド」にハマリそうで怖いです。
トーチソング・エコロジー (1) (バーズコミックス スピカコレクション)
- 作者: いくえみ 綾
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/05/24
- メディア: コミック
トーチソング・エコロジー (2) (バーズコミックス スピカコレクション)
- 作者: いくえみ 綾
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/01/24
- メディア: コミック
トーチソング・エコロジー (3) (バーズコミックス スピカコレクション)
- 作者: いくえみ 綾
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/01/24
- メディア: コミック