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箸は結界 [社会]

日本文化に「箸は結界」というのがあるというのを初めて知った。

「あの世」と「常世(とこよ)」を分けるのが食べる際の「箸」だというのだ。

昨日は、母が収穫した「そら豆」と「じゃがいも」をいただいた。さっきまで畑で生きていた野菜たちだ。山陰地方では踊り食いという生きた「じゃこ」を食べる文化もあるが、食べるものは全て「死んだ」ものだ。故に「あの世」、そしてその「死んだ命」をいただくことで私たちが生きられる「常世(とこよ)」継続となる。その境界線が「箸」ということらしい。故に「いただきます」という言葉や感謝の気持ちを大事にしているのが日本文化というのだ。

最近、豚肉や鶏肉を食べる機会が増えたが、ついこの間まで生きていた動物たちを食べるのだ。実際、私が殺されて誰か別の人種(宇宙種族)に食べられると思ったら、ゾッとするが、考えないようにしよう…。

「おにぎり」は別として、「パン」や「ハンバーガー」など箸を使わずに食べる文化も戦後浸透した。箸が「あの世」と「今」を分ける分岐点なんだなぁと考える機会も今後減っていくことだろう…。

日本文化よ!ありがとう!今日もマイ箸で、死後の世界をいただきます!

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