SSブログ

季節のものを食べるについてのひとつの考察 [健康]

私の知り合いの知り合いに「ミニトマト」農家が居られる。

夏場は作らず、敢えてミニトマトが出来ない冬場にビニールハウスで栽培して、夏場より高い値で販売されておられる。その農家に手伝いに行っていた知人よりその話を聞いた時は、「やるなぁ~」「人がやらない事をやる」「だから高値で売れ、利益も得られる」と感心していた。

しかし、知人の話を聞けば聞くほど、「???」となっていった。

と、いうのも・・・化学肥料による土づくり、農薬をバンバンやり、冬場なのに夏場の温度にするのに暖房をガンガンに炊くビニールハウス施設というのだ。利益の為に自然とはかけ離れた農法。結局、私の知り合いも、「自然と共に育つ農業」がやりたかったのであって、「そんな!利益!利益!言うなら一人でやれ!」と捨て台詞を吐いて(しかも友達という立場を良いことに、それまでずっと無報酬!で働いてきたらしい。それもおかしな話・・・というか農法と無慈悲な扱いは似ていたとのこと。)サッサと辞めましたとのこと。「辞めて正解!」と慰めたというより、「辞めて良かった!」と本人談。

地域の新規就農者としてJAでも表彰され、「ブライテスト・ホープ」(といっても40代)という事で、それを知って母もその方の名前がある「ミニトマト」は必ず買うことにしていた。直売所でも会話した事があるらしく、「好青年」と言っていた。当初から農法や不平不満を知人から聞いていたが、母親が純粋に応援する姿勢を観て、何も言わなかった。数年経って、いまだに彼を絶賛するので、もう時効だろうと思って、全部暴露した。

この季節は・・・「ミニトマト」の季節。母が買ってきたのは別の人の名前の「ミニトマト」。てか冬場オンリーの「ミニトマト」生産者なのでその方の名前の「ミニトマト」はこの季節には出回らない。でも母がこぼしていたのは・・・「もう、あの人のミニトマトは買わない」だった。内情を知って以降は買わないと言っていた。「農薬バンバン」も意外だったそうだが、「人にやさしくない人」はあり得ないのだそうだ。「農業をやりたい!」人につけ込んで、無報酬で働かせ、しかも働く本人は最終形が「直売所による高価なミニトマト」で売られていたことも知らず・・・というのも、知り合いのトマトジュース業者に安く卸しているから利益が出ない~という嘘までつかれていた。私が母が買う『〇〇さんの「ミニトマト」税込300円』と暴露して初めて知った程で、ショックは大きいようだった。私の知人が収穫した時は、まさにトマトジュースにされるような雰囲気で運ばれ、その後知人は帰宅。その収穫したミニトマトを知人には分からないところで、自らパック詰めしてJAに出荷していたようだ(笑)。故に農家の人はいい人というのは幻想であり、単に消費者の妄想なのだ!

日本は世界でも一、二を争う(恐らく中国との順位争いか?)「農薬大国」なのだ!「無農薬野菜」「無農薬果物」「無農薬穀物」を安く買うというのは不可能と思ったほうがいい。例えば、青森産ニンニク1個200円。中国産ニンニク5個入り100円。輸送費は双方掛かるが、海外からの輸送コストの方が高いにもかかわらず。何故か安い。米国産牛肉・小麦などしかり。

話がいろいろ逸れたが、「季節のものを食べることがいかに貴重か?」「季節では無いものを食べることがいかに異常か?」を少し考えるヒント(一例)になればと思い、残しておきます。ある栄養学の先生曰く『旬の季節に育った食物こそ栄養価が高い』・・・と。

自然の摂理、人間の道理に合わせましょうヨ!体内的にも精神的にも健康で居られる秘訣かと思われる。

nice!(4)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感