日本の結婚式 [精神世界]
私が結婚披露宴(神社の会館)をした会場に14年半ぶりに入った。
ピアノ&ソプラノコンサートのために行ったのだが、当時を思い出してしまった。
会場受付に置いてあった神社本庁発行のパンフレット「日本の結婚式」をパラパラとめくっていると、毎日拝見するブログ「伊勢-白山道」のリーマン氏がおっしゃるのと同じことが書かれていた。
以下はパンフレットからの抜粋である。
どんなに時代が変わっても変わらないこと。
家族がいるということ。
受け継がれてきた「いのち」があるということ。
いつ、どこにいても神さまに見守られているということ。
人生最良の日にそんなことを考えました。
幼い頃は、好きな人ができたら結婚するというくらいにしか考えていなかった。
でも、今は違う。
私といういのち。
あなたといういのち。
そのいのちの先にある、たくさんのいのち。
私が「今ここにいる」ということはいのちが受け継がれてきた、その証。
私のいのちも、あなたのいのちも「奇跡」だということを知った。
結婚するということは恋愛の結果でもゴールでもなく二人だけのことでもない。
それは
今までつながってきたいのちを意識すること。
私を大切に育ててくれた家族のあたたかさをかみしめること。
友だちや先生のありがたさに感謝すること。
そして、これからは一人じゃなく二人で力強く歩いていきますと決意を示すこと。
あたたかい家庭を作り、いのちをつなぎますと約束すること。
神さまに、どうかどうかこれからも見守ってくださいと祈ること。
それが、結婚するということなんだろうと思うのです。
記憶はないけれど生まれて間もない私は真っ白なおべべをまといおばあちゃんの腕に抱かれて氏神さまに参ったという。
三歳のとき父親に手をひかれて歩いた長い長い参道。
赤い鳥居をくぐったら違う世界に行けるような気がした。
七五三も成人式もお正月も神社に参るときはなんだかいつも特別で神さまに見守られていると思うと嬉しくてしかたなかった。
いろんなことが起こる人生だから毎日が慌ただしい現代を生きているから「節目」を大切にする先人たちの知恵を受け継ぎたい。
結婚した私たちはこれからもこの参道を歩くだろう。
子供の手をひいてまたここへ戻ってくるだろう。
※氏子のしおり第52号 神社本庁発行
最初の結婚には失敗したが、今度は失敗しないようにお嫁さんを大切にしようと思う。