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X1.6太陽フレア発生 [社会]

日本時間9月11日 午前1時47分 太陽のド真ん中の黒点から最大級の太陽フレア(爆発)が発生している。

磁気嵐.jpg磁気嵐イメージ図

毎日、鹿児島高専の「宇宙天気ニュース」を閲覧させてもらっていますが、今まではX級(X>M>Cの順で規模を表す)が発生したとしても太陽の端っこの方だったので、ピッチャーが投げる球も大暴投で地球には命中しなかったが、今回は例えるとストレートで直球150キロ級ど真ん中が地球に直撃の様子。


2014/ 9/11 10:39 更新http://swnews.jp/
X1.6の大規模フレアが発生しました。CMEも地球方向に発生しています。

 深夜の11日2時半(世界時10日17時半)に、
 太陽の中央部の2158黒点群で、
X1.6の大規模フレアが発生しました。

Xクラスに達するフレアの発生は、
6月11日のX1.0以来で、3ヶ月ぶりです。

フレアの様子を、
SDO衛星のAIA193と131の動画で紹介します。
AIA197は太陽全体を捉えていますが、
フレアとともに、ガスが周囲に吹き飛ばされる様子を
見ることができます。
また、AIA131は2158群付近を拡大していますが、
フレアが発生する瞬間の、
 急に明るく輝き始める部分をよく見ることができます。
とても興味深い動画です。

このフレアを起こした2158黒点群の拡大写真を掲載します。
 中央に大きい黒点があり、
 周囲をリング状に小さい黒点が囲んでいます。

フレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。

 太陽の中心部で発生したので、
ガスは地球の方向に飛び出しています。
そのため、写真では太陽を囲むようにガスは丸く広がっています。
 見事なハロー型のCMEです。

CMEの様子から、太陽風の乱れは地球にやって来るでしょう。
 到来まで2日前後と考えると、
12日の午後から13日にかけてでしょうか。

 速度や磁場の急な上昇が発生し、
 太陽風の乱れ方によっては、
 激しい磁気圏の活動をもたらす可能性があります。

2158群のフレア活動には、引き続き注目して下さい。


Xフレアの発生に関係して、
 太陽放射線も増加を始めています。
そろそろ警戒レベルの10の線を超えるところです。


 太陽風は、370km/秒とやや低速で、
 磁場強度は、5nTから7nTへ少しだけ上がっていますが、
 太陽風は穏やかです。

 磁場の南北成分は、グラフの前半は北寄り、
 後半はやや南寄りになっています。
このため、磁気圏の活動も変化して、
AE指数は前半は静かで、後半に小さい活動が発生しています。

 今夜以降、9日朝に発生したCMEの乱れが到来しそうです。
 一旦太陽風に弱い乱れが発生して、
その後、今日のCMEによる強い乱れが到来することになりそうです。 


太陽の研究をしている人の話によると31時間後には地球に到達するらしい(2011.3.11も実際にそうだったとか)ので明日9月12日午前8時47分前後から地震・津波・電子機器の異常など氣をつけた方が良さそうだ。

とにかく、備えあれば憂いなしである。

皆さん、さようなら~とならないように、日々を悔いなく生き抜き(息抜きでは無いよ~)たいものである。


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