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ぽっくり死ぬ [社会]

奈良県に「ぽっくり寺」というのがあると聞いたことがある。

お年寄りたちが・・・「ぽっくり死ねますように!」とモクギョウを「ぽっくり、ぽっくり」叩き、祈るのだとか。

まぁそれだけ、現代社会の寝たきりで死ぬに死ねない世相を表現しているのか?

近所の農家のおじさんが亡くなった。

先週、田んぼを水にする作業・・・カチカチの土の田んぼを耕運機で耕しながら田んぼを水浸しにする、田植えの下準備作業である、をされていたばかりである。

今やトラクターに乗っての作業が主流であるが、この辺りは山の中腹の棚田の為、道幅が狭くトラクターが入らない。よって昔ながらの耕運機で耕すのだが、これが結構な重労働なのである。

そんな重労働をこなす元気なおじさんが・・・ぽっくり、と。理想的な死に方と言えばそれまでだが・・・。

奥さんが出て行き、保育園に通う女の子二人をおばあちゃんと一緒に育て、そのおばあちゃんも亡くなり、男手ひとつで育てていた中学生のかわいい女の子二人を残して死ぬのは無念だろう・・・。

山の結構な急勾配を自転車で黙々と押して上がる女の子二人を知っているだけに、胸が痛む。出ていったお母さんが引き取ることができたらいいのだろうが・・・。

私は高専4年生の息子と高2の娘。そろそろ耕運機での作業が待っているが、私がその後、ぽっくり死んでも子供たちはどうにか生きていけるだろう・・・。

お父さんを亡くしたあの女の子たちの将来が明るくなりますように! 


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