映画「ぼくが命をいただいた3日間」 [映画]
吉本興業が映画でも日本のためにやってくれました!
漫才やコントや演劇などのお笑いだけでは無い、日本人にとって古来から大切にしてきた「いただきます」という食育に関する映画を製作していたのだ!
物語は、都会に住む小学6年生の男の子が今まで一度も行った事の無い、父親の山村の実家に冬休みの3日間だけ、一人で行くお話。
初めて対面する孫におばあちゃんが「何が食べたい?」と聞いて「鶏のから揚げ」という孫。
では・・・ということで孫とおじいちゃんが飼っていた鶏を殺すところから始める・・・。
大人でも・・・現実に牛肉の と殺場の現場を観た人は牛肉が食べれなくなるという・・・。
私たちは他の生き物の命をありがたく、いただいて自分の血や肉と同化させているのだ。
「いただきます」の意味はシンプルにそこにある。
それを知らずに、黙って手も合わさずに食べ始める孫に、初めて会うにも関わらず祖父は恫喝する!
動物だけの残酷な話だけではない、野菜もさっきまで生きていたのだ。それを人間のご都合主義で命を捨てて人間の体内に飛び込むのだ!やはり、動物・野菜や山菜・魚・海草も含め自分の命を捨てて人間の為にお役に立とうとしているのかもしれない。
それなのに人間は何をやっているのか?
本当にヒエラルキーのトップに居るのだろうか?
傲慢で、争いを繰り返し・・・恐竜が滅びたように我が物顔の人間は絶滅するかもしれない。代わって我が物顔で無い謙虚で感謝を忘れない違う人間が今後この地球を闊歩するのかもしれない。
何だかその分岐点に立っているような氣がするのは私だけだろうか?
いろんな人に観てもらいたい映画なのだが・・・出された茶色い食事が嫌になる主人公だが、出されたご飯がピッカぴかの「白米」だったのが減点対象である。せめてそこまで「茶色い食材」こだわるのなら茶色い「玄米」で統一して欲しかった!もしかしてお米=白米という製作スタッフの思い込みなのかな?そこまで「玄米」が茶色いことが忘れ去られたのか?ここ100年ぐらいの白米の歴史なのに・・・少し残念だった。(もしかして玄米を売り込まずに、白米を売り込むための戦略なら有り得る!まぁ良しとしよう。パン食を勧める映画ではないのだから。まずは一歩ずつ歩を進めることである!)
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