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和と出合う [教育]

読売新聞の一面に連載で「和と出合う~洋と融合 新境地へ」という記事がある。


 ロック歌手の宇崎竜童氏(60※還暦なのかよ!若い)は、米軍住宅地区でラジオの英語放送を聞いて育った。「プレスリーやベンチャーズにあこがれ、歌詞も英語で書いた」時期があったが、人形浄瑠璃文楽と共演した「ロック曽根崎心中」が転機となった。哀切な心中話に曲をつけると「やまとのにおいのする」メロディが自然と生まれた。和太鼓などを取り入れた音楽活動を続ける宇崎さんは言う。「戦後生まれは米国文化にかぶれ、土の上のアスファルトを歩いてきた。けれど、アスファルトをはがした土の中には電気を使わない生の音があった。木、竹、皮・・・。自然から生まれた音ほど強いものはない」伝統という豊かな財産が我々の足元を支えている。(11月15日読売新聞朝刊1面)

 私も中学から英語を習うのをきっかけとなり、アメリカのMTV(音楽番組)や洋楽そこから一気にヘビーメタルの世界へ突入した。英語の歌詞も分からず歌はひとつの楽器の一部としてしか耳に入らなかった。

 あれから20年以上。振り子の原理というのがあるらしいが、左に振れると同じ分だけ右に振れる。最終的には中庸が大事となるのでしょう。

 今は和に非常に興味がある。我々世代も変化している。同じ音楽仲間はハードロックの上に日本語の歌詞で魂を揺さぶるバンド活動を開始しているし(曲と曲の間のMC:おしゃべりも楽しませている。関西人らしく漫才とメタルを融合させている)http://www.axbites.com/   また別の友だちは太鼓や三味線などを使ったバンド「和来(にぎらい)」http://www.nigirai.com/をスタートさせている。やはり日本人としてのDNA(遺伝子)が目覚める時が来るのでしょう。先日も地元のお祭りで見た和太鼓の響きに何百年(何千年)と続く歴史が呼び覚まされる感覚があった。また若い人たちが叩いているのにも感動した!


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