ナイトサイエンス [教育]
ナイトサイエンス、これは筑波大学名誉教授の村上和雄氏の著書や講演で聞いた言葉です。
歴史は夜作られる。
昼の研究もさることながら、夜の研究(勉強会や飲み屋さんでの人との偶然の出会い)も大事だとおっしゃる。
研究も行き詰まり、万事休すかという時にドイツのバーでたまたま出会った日本人との出会いによりノーベル賞的な発見がもたらされたそうです。
私の好きな橘正史さんのブログでも以下のような内容がありました。
『橘正史の考えるヒント』ブログ11月11日付より抜粋
「客観性、理性、知性」の「昼の科学」が、社會に不可欠のものであることは言うまでもない。しかし、人がそれのみで”生きる”には、かなり無理があるのではなかろうか。/無理くらいですめばいいが、とくに現代社会では、「昼の科学」の偏重が、人に、”生きる”ことのバランスを崩させ、さまざまな深刻な事態を引き起こしているようにさえ思われる。今こそ「感性、情緒、直観、霊感」の「夜の科学」を、人は意識的にとり戻す必要があるのではなかろうか。/本書は、そのような思いをこめて「夜の神々」と名づけた」
と、著者自ら記してもいる。
「あるいは、人は夜の闇の中でこそ、神々に、より近づくことができるのかもしれない」
- 作者: 松浦 光修
- 出版社/メーカー: 慧文社
- 発売日: 2005/10
- メディア: 単行本
私も先月、この松浦先生の『吉田松陰』先生の講話を聞きました。まさに目からウロコでした。
しゃくし定規のような人生よりも【吉田松陰】のような波乱万丈な人生も面白い。まさに夜の人生が社会に役立っているのかもしれない。