コンビニ人間 [社会]
芥川賞に「コンビニ人間」受賞と聞いて、てっきり内容はコンビニに依存するお客さん側の話かと想像してしまった。
逆でコンビニに勤務する側のお話だそうだ。
著者の村田沙耶香女史は売れっ子作家ながら、午前2時から小説を書き、午前7時~午後1時までどこかのコンビニに勤務するのだとか。取材目的なのか?と思いきや、そうでもなく、マニュアル化されたコンビニこそが、自分が上手く何かを出来る場所であると語っている。受賞のインタビューでも「今日も勤務してきました」「今日は忙しかったです」とか夏休み前後なので忙しい現実が生々しい。
頭文字Dの「クレイジー文太」ならぬ「クレイジー沙耶香」の登場である。
最近ヒットしたコミック(ドラマ)「ニーチェ先生」もコンビニの内部を面白おかしく暴露する内容だったが、身近な存在の内部はだれでも興味あるのかもしれない。
例えば、子供が通う学校の先生の恋愛事情とか、いつも買い物に行くスーパーの裏側とかetc
そのうちこの小説も映画化されるかもしれないなぁ・・・
私が小さい頃は無かったコンビニ。それが今や社会の重要な一部になっている。大手コンビニの外資系株主もスーパーを切り離せ!コンビニに特化しろ!と言っているとか。それだけ儲かるシステムなのだろう。まぁ私は最初から24時間営業のお店なんて信じられない!と感じているが…。
そんな私も昼間は農業、夜はコンビニ勤務の「お前がコンビニ人間やないか!」(笑)