映画「オー!ファーザー」 [映画]
吉本興業製作・2014年公開・伊坂幸太郎原作・岡田将生主演映画「オー!ファーザー」を観た。
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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC!%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC
よしもとだからお笑いとして観てもいいし、伊坂幸太郎だから複雑なサスペンスとして観ても面白いし、父親としての自信を失った時に、信頼回復のヒントとして観ても役に立つ。最後は不覚にもホロリと泣けました…。
母親が四股をかけており、出産当日に鉢合わせた四人の男性。大学教授に体育教師にホストにギャンブラー。どうせ別れるぐらいならということで、四人の父親として一人息子を同居して育てる。
息子に勉強を教える大学教授、ケンカの勝ち方を教える体育教師、女の子との接し方を教えるホスト、大人の世界を教えるギャンブラー。そこである事件に巻き込まれる。一人息子を必死で助ける四人の父親。
さすが、伊坂ワールド。映画「アヒルと鴨とコインロッカー」では衝撃を受けた。その伊坂氏さえも「観終えて、幸福な気持ちになれました。」と残している。私も息子が生まれた日に病院に駆けつけて、保育器に入る息子を1時間もただ眺めていたのを思い出した。
伊坂ワールドは奇想天外過ぎて、相当頭を使うから観るのに勇気がいるから遠ざかっていたが、今年に入りサスペンス慣れした私も伊坂映画化作品にまた触れてみたくなった。
テーマ別、俳優別、監督別、原作者別・・・etc 映画もネットサーフィンのように、自分の中で追っ掛けるテーマがその都度コロコロ変わるから面白いし、飽きない。飽きない=商いの原点かもしれないなぁ・・・。
私たち父親もいつかは死ぬ訳ですから、息子のために思い出の一つぐらい何か残ればいいですね。
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