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私の実践:水路を復活させる! [社会]

一カ月ぶりに大雨、といっても6時間で30ミリが降った。

その雨を想定して、棚田の水路の整備を数週間していた。これが私の最後の仕事。

昨年、米作りを弟にバトンタッチしたが、水路整備までは引き継いでいない。

以下の写真は約15年前の写真だが、うちの上の畑の持ち主の石垣が崩れ、それまでの水路が止まってしまったのだ。その後、持ち主も「何とかしないとなぁ~」と私に漏らしていたが、数年前に亡くなられた。棚田は上からの伏流水が頼みで、上の棚田が耕作放棄地になると下の農家は水路に困るのを先月も新聞で報じていた。うちはまさに今ココ。しかもそれまでの水路が崩落事故で止まるとは生命線を絶たれたのも同じ。なので私はこの15年間毎年、水路との格闘だった。昨年、弟は身に染みて感じたようだ。何と!上流の水路確保に親子で動いたのだ。上流にミニダムを作り、普通のビニールホースでは、毎年詰まるという私の経験談を元に、口径を倍以上に大きな(水道屋さんの知り合いに相談し)洗濯機ホースのような(本来は電線を保護するパイプがあるらしい)それを使用して、しかも安価、耐用年数は約10年、これで一雨で従来のホースより詰まる事無く、倍以上の水量を確保。

私は彼等親子の援護射撃をするべく、その受け皿的な水を流す水路を3つ確保した。合計4つの水路。では、昨日の大雨で実験結果はどうか?全員正解の成果が得られたのだ!弟親子のダム◎私の2番目水路◎3番目の水路も◎今回新たに呼び込んだ4番目の水路も◎と1ヶ月間の成果が雨で発揮されたので、昨日は美酒に酔いしれた。(少し飲み過ぎた~苦笑)

一昨年は雨不足で田植えも出来ない時(梅雨時期まで遅らせた)もあったが、今年はそんな心配はなさそうだ!

皆さん!普通に食べる米を作るのにいかに大変か!そんな事を動画でyoutubeで発信しようと思っていたが、私は引退に追い込まれるが、これも時代の流れ、まぁ15年間文字blogである程度発信し続けてきたので私の役割は果たしたとも言える。本当にご飯一膳を食べるのに、農業を始めた俳優の山田孝之氏が「いただきます!」と手を合わせて思いを馳せる時間が長くなったというのは体験者のみが分かることかもしれない。

なので「いただきます!」の言葉はとても重い!

今日もこの米一善を食べられるのは有難い!

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