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タケノコ掘り [社会]

母が「タケノコ食べたい!」というから山に掘りに行った。※買いに行ったのでは無いところが非日常に生きている我々。その後、山から下りて、スーパーに買い物に行くと、全員がマスク着用しているのが、これまた非日常的だ。

タケノコ掘りは、重労働の内の一つである。TVで簡単に掘り出すシーンを観たことがあるが、うちの場合、山の斜面に生えているものを掘り出すので、足場も悪いので難しいのだ。

地中から出ているものを探す。その下、数十センチが食べれるものなので、周囲を丁寧に掘る。

すると、ツブツブの根っこのようなものが見えるまで掘ると、その下を目がけて平ぐわを振り下ろす。この時、振り下ろした場所が上に外れると、せっかくの今までの作業が水の泡(食べる所を削ってしまう)なので、軽く素振りをして、振り下ろす。最近発見したのだが、平ぐわで狩るのでは無く、スコップで下を突き刺し、テコの原理で上に突き上げる事が効果的とわかった。何事も経験してより良い方法を体得していくものである。息子や娘にこんな体験もさせてやりたかったものだ。

こんな大変な作業があり、「タケノコご飯」や「タケノコの煮物」が食べられるんだよ~と。だから、生産者→配送者→販売者→料理人、そもそも自然の恵み全てに感謝して、手を合わせ「いただきます!」

俳優:山田孝之も農業を自ら実践するようになってから「手を合わせて、目をつぶって(全ての流れを想像し感謝するので)、いただきますを言うまでの時間が長くなった。」と述べておられた。

うちの周辺では「セリ」「フキ」「ワラビ」なども自生している。何もしなくても自然が私たちに提供してくれているのだ。地球という存在にまで感謝しなければならない。

極論だが、人間ってもしかして、あれやこれや食べなくても、身の周りに生えているものを食べれば、意外と生きていけるのかもしれない。だから、海外からわざわざ特殊な食べ物を輸入して食べなくても、国産の食べ物だけを食べれば、日本人の体質に合ったものだからいいのかもしれない。

※以前、「ココナツミルク」が健康にいいというTVの特集で、ある教授が「日本人の消化酵素では処理できないので危険だ!」とコメントしたら、次回呼ばれなかったという。

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