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離婚式 [社会]

以前、ドラマの中で離婚式を行う熟年カップル(板谷由夏さんが元奥さん役だった)のシーンがあり、「面白い!」と思った。招待客の前で、結婚指輪をハンマーで叩き破るのだ!

私も本日、密かに「離婚式」を行った。

というのも…引越しに際し、母から渡された、「あんたの結婚式の写真を処分して!」と言われたからだ。タキシードを着た私とウエディングドレス姿の元嫁が写っているよくある両親向けの写真。

普通、野焼きは厳禁だが、こちらは農家なので、普通に野焼きを行う。その時に合わせて、26年前の写真を感謝の気持ちと共に「さで焼いた」・・・「さで」というのは山口弁で「思いっきり」の意味。

私の場合、裁判所経由の調停離婚だったので、「離婚届」にハンコを押すという事はなかったので、正式な離婚式は・・・調停委員(常識のある男女二人)が認め、最後に裁判官がやって来て、夫婦の面前で、「調停協議書?」みたいなものを読み上げ、「これで終わりです!」というのが最後だった。夫婦と調停委員、裁判官でいわゆる「離婚式」を行った(今、思い出したら笑える。でも、その時、私は皆の面前で、号泣してしまった)。というのも、その裁判官の男性が・・・「あなた達お二人はこれで他人となりますが、二人のお子さんにとっては一生親であることは変わりませんので、親子の縁が切れることはありません。なので、最後まで親としての役割を果たしてください!」と言われた瞬間、涙がとめどなくあふれてきた。その私を見た元嫁も涙をぬぐっていた。

いやぁ・・・裁判官もいい仕事するじゃないか!

恐らく、決まり文句なのだと今では思うが、あの緊迫した雰囲気で、私自身がそのフレーズを聴きたかったのかもしれない。その後、子供たちを見捨てることなく、今に至るのは「調停委員」や「裁判官」のお陰でもある。

今のご時世、三組に一組が離婚の時代。普通に離婚届け出す離婚だと経験出来なかった形式なので、私はやっぱりレアケースを経験したことは間違いない。これも良い人生経験の一つと言える。

それを体験するためにこの地球にやってきたともいえる。缶コーヒーBOSSの宇宙人ジョーンズ氏が当初から他人事には思えなかったのはそのせいなのかな!?

「地球での全ての経験・体験を楽しみましょう!」

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