コミック「アンダーカレント」 [コミック]
コミック「アンダーカレント」(2004年作品)を読んだ。
真木よう子主演で現在上映中の映画の原作だが、私が住む地方では上映が無く、都会まで行くまででは無いので、コミックを読んでみた。
「カレント」とは現在のとか、流れという英語の意味なので、アンダーカレントは現在の心の奥底にあるもの…といった意味だろうか?
周囲からは仲良し夫婦(夫は養子)のように見えていた銭湯を親から引き継ぎ経営する二人。しかし、ある日突然、夫(瑛太)が失踪。何がいけなかったのか?私は夫の何を理解していたのか?自殺なのか?それとも元気に暮らしているのだろうか?銭湯を休業していたが、このままではいけないと思い、おばと二人で再開。そこに組合からの紹介である男(井浦新)が住み込みで働きにくることになる。ひとつ屋根の下で生活が始まる男女。
数年ぶりに再会した友人(江口のり子)の紹介で探偵(リリー・フランキー)に捜索を依頼し、徐々に真相がわかってくる。
男は何者なのか?主人公や登場人物の底流にあるトラウマ、夫は何故蒸発したのか?
「人をわかるってどういう事ですか?」これが全てを表現しているのかもしれない。
半年後、サブスクリプションで観れるようになったら観てみよう。
長い間生きてきて自分の事さえ、わからないのに(笑)、恐らく一生かけても、人のことなんてわかる訳が無い。それがこの3次元で肉体を持って生きるということでもある。あちらの世界に行けば全て理解できる訳だから、今はそれ(3次元)を知る・体験・感じるために現在も生きている。非常に考えさせられた・・・。