しめ縄の作り方 [社会]
年末、近くの神社の鳥居にかける「しめ縄」作りに参加した。父が病弱につき来年以降、私が主体者となりそうなので備忘録として残しておきたいのだが、写真を撮り忘れたので、文章でどこまでわかるか?ですが…
・わらはモチわらを使います。一本約3メートル分に30把(わ)ぐらい使います。モチわらは代々うちで取れたワラを使用。…ということは米作りは止めることが出来ない?!
・その30把をそぐる(山口県の方言かと思われますが、一本のわらの周辺を取り除き、芯を取り出す)。
・芯だけのモチわらを人指し指と親指の輪ぐらいの束を3つ合わせる。これをシュロ縄で縛る。(初期段階①)
・地面から180センチ程度の高さに竹を物干し竿のように横に設置する。
・これに初期①を九の字に垂らす。
必要な人数は①を下に引っ張る人、しめ縄をねじる人三人、その三人にワラを渡す人が三人の計7人。
・①を三等分し、ねじる人三人が各束を持つ、各束を二等分し、時計回りにねじる。
・ねじった束を左の人にしめながら渡す。
・右の人からねじったワラをもらう。
・追加するワラをもらい、右からもらったワラに差し込んでいく。
・差し込んだワラを二等分し、時計回りにねじる。
・ねじったワラをしめながら左の人に回す。これを掛け声をかけながら、繰り返す。
時計回り(右回り)にはきっと意味があるんだろうなぁ…と思いつつも、70~90歳の人たちに混じりながら40代で最年少の私は恐れ多くて質問もできなかった。
以下は十数年前に参加した時の写真を再度掲載。
(古いしめ縄:取り外す前)
(新しいしめ縄)
口伝いで伝承してきたようである。若い人に伝承したいという思いが年配の方々にもあるのはよく、わかったので、このブログとは別に絵を書いてマニュアルのようなものを作成した。しめ縄に垂らす三つの房も代々うちの家が作ってきたようなので、父から作り方を教わった。この写真は十数年のものだが、なかなかこのようには作れなかった。
日本の伝統文化は廃れてものもあるが、ブログやスマホや動画といった文明の利器を駆使しながら、受け継いでいきたいものである…。