端を楽にする喜び [社会]
今日は勤労感謝の日。
働くとは本来、端(はた:近くの人)を楽にさせることから来ているというのを聞いたことがある。
専業主婦の人もちゃんと端楽(はたら)いているのである。
私の最近は寝て起きて端楽(はたら)いて、帰って勤労の疲れをお酒で抜いて、ブログを書いて、また寝て起きて端楽(はたら)いて・・・の繰り返しである。
私の後輩は現在、職業訓練校に通い、端楽く日をまさに楽しみにしている。
また私の同級生は引篭もりで親の保護の下にいるのが2名。ちなみに私は40代です。
端楽ける場があるというのは貴重なことを他人を見て実感させられる。
たまたま見ていてニュースでは・・・タイの洪水で現地の日本企業で端楽くことが出来なくなったタイ人技術者が日本で端楽くことになって、『端楽きたかったので今から楽しみです!』とまさに楽しみにしている様子だった。
端を楽にするというのはまさに社会貢献である。
例えば、缶コーヒーを売る仕事をしていたとしよう。
コーヒー好きな人でも、コーヒーを一から飲もうと思ったら、コロンビアとか南米に行ってまず、植林をして、コーヒー豆を育て、コーヒーを収穫して、それを炒って、挽いて、水を汲んできて、火をおこして、その前に、粘土をこねてコップ作りから・・・と気の遠くなる作業が途中にあるのである。
そんな気の遠くなる作業をせずとも缶コーヒーを売る人(仕入れて、冷蔵or加温)がいるから飲めるのである。全てに於いて貴(とうと)いのである。
職業に貴賎(きせん:貴い賎(いや)しい)はない。これはおくりびとを観て実感させられた。
働くことは社会貢献をしているのだということを感じた今年の勤労感謝の日であった。