SSブログ

農薬取締法 [社会]

農薬取締法では、農薬を扱うすべての人が法律で定められたルールに従うことが義務付けられており、法律に違反した場合は最高で3年間の懲役、または100万円の罰金が科せられる。

概要としては、登録の無い農薬は使用してはならない、使用基準に違反してはならない、というところである。

それぞれの野菜に対して使用してもよい農薬があり、収穫○日前までとか、薄める倍率とか、広さ当たりの使用量とかの基準がある。

本日、直売所出荷者向けの講習会に参加した。参加しないと「出荷停止」だからね・・・。そこで面白い話を聞いた。といっても腹をかかえて笑う面白い話ではなく、ブラックジョーク的な話だが。。。

例えば、今から冬に向けて作る白菜やキャベツの話だったが、白菜やキャベツというのは中に虫が付くので非常に難しいのだが、その殺虫剤や虫よけの収穫前○日に使用出来る農薬というのがある。使用後○日経過すると食用に出来るし販売も出来るのだが(法律の範囲内)、「○日後農薬が消えて無くなると思う人が居るかもしれませんが、無くなることはありませんからね!」とのこと。(農薬ごと体内に取り込んでいるから氣をつけて下さいね~)

ある農家を引き合いに出して、「スーパー側から言われているのは、虫が付いたのや虫食いはお断り!」とのことなので基準の範囲内MAX使用しているのだとか。。。

昔から言われているブラックジョークなのだが、自分ちで食べるのは無農薬、人に売るのは農薬漬け。。。

農薬取締法というのは国内の話であり、輸入ものはどうなっているんだろうねぇ・・・。

白菜を毎年作るが、虫が付いて当たり前。だから半分以上は売り物にならないから捨てている。「もったいない」と思うが半分は現金化出来るから作っているのだが、歩留まり50%ってどうよ!?普通の製造業なら倒産しているであろう。そこが農業の不思議なところであるが。。。

モラルが問われる農業、現金至上主義だけにはならないようにお互いに氣をつけたいものだ!


nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感