SSブログ

親友からの薦め~垣根は無い証明 [社会]

小さい頃から私は友達がいなかった。いつも早く帰りたいと思っていた。『どこに帰るん?』(今思えば、早く宇宙に帰りたい的な感覚)

でも15歳の時(高校1年)、友達というかいきなり親友が出来た。進学校で寄せ集めの13中学校から一緒くたのクラスなのに何故だか今でも思い出せないが、私の田んぼに囲まれた田舎育ちでは無く、街中のめちゃハイソ(ハイソサエティ)な家庭の長男。洋風のおうちにお邪魔すると、グランドピアノがあって、彼がおもむろに弾いてくれるのだ。お母さんがお菓子とお茶を出してもてなしてくれて『これって、ドラマ?』って思う程、理想的な環境にびっくりした(*_*;

今もヘビメタ好きな私も彼の影響である。

でも・・・13歳の頃(中1)当時流行ってたヘビメタを知りたくて、同級生からカセットテープを借りたのがアメリカのバンド『W.A.S.P.』だった。チェーンソーを振り回すヘビーな曲に余りにも過激過ぎてドン引きしたのを覚えている。当時、WHAM!とかカルチャークラブとかイギリスのPOPSを聞いていたもので…。拒否反応を起こし当時流行っていたにもかかわらず、中学校3年間はヘビメタは全く聞いていない。(何事も段階を踏むことが大事である)

高1で知り合った彼から『これ聞いてみて!』と手渡されたカセットテープ。彼は吹奏楽部に所属しており、チューバという楽器(それまでチューバなるものを知らなかった)担当だった。IRON MAIDENというイギリスのバンド、クラシックとヘビーメタルの融合とでもいうのか、親友からのすすめもあり虜になった。前回のアメリカンヘビメタのショックはどこ吹く風という感じでそのカセットばかり聴いていたと思う。


そんな彼の影響もあり、今ではヘビメタが私の一部と言ってもいい。大学でもそのバンドのコピーバンドを演ったりしていた。1992年に大学を卒業後、そのバンドの新曲も聴かなくなったが、youtubeでお薦めがあがってきたので聴いてみた。コロナ渦でクラシック演者たちも演奏機会が無く困っているらしく、その救済的プロジェクトがあのアイアン・メイデンの1992年『Fear of the dark』だったのに驚いた。クラシック経験者がヘビメタの楽曲を演奏するなんて~1分07秒から演奏のソロバイオリニストなんかは笑顔で、こちらまで嬉しくなった程。

ヘビメタとクラシックいう音楽の垣根を越えた世界があることを!全てに於いて垣根は無いことを証明してくれている。


是非とも原曲とシンフォニーオーケストラバージョンを聴き比べてみて下さい。




nice!(3)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感