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リスキリング [社会]

現首相が、育児休職中の『リスキリング(学び直し)』発言で物議をかもし、ある地方自治体の市長が『あなたが学び直しされては?』とtwitterで発言したという。

女性の育児中は暇では無い。睡眠も取れないし、ノイローゼになる場合だってある。それを時間があるから、学び直しなさいというのは、市長に座布団一枚である。

それまで、『リスキリング』という言葉を知らなかった。

Re+Skill+ingという造語らしく、直訳で考えるとRe(再)Skill(技術)ing(継続中)=学び直しになるらしい。

例えば、営業部の人がデジタル部門の技術を学び、デジタル営業マンとして活躍するとか。本来の職種の幅を拡げてスキルアップしていくことを言うらしいが、今国会で議論されているのは、少し異なり、産休で今までの職場を休職して、復帰しようとしても難しく、その為休職中に別のスキルを身に付け、再就職するという方向のようだ。(私の解釈が間違っていたらスミマセン)その際の、学び直しに掛かる費用の一部を政府が補助金を出そうという議論なのだと思われる。

何故、政府がそんな事を言い出すのか?を考えてみた。

この数年の人口動態を見ると、戦後最大の死亡者数と言われた2021年を2022年は大きく上回っているのだ。

私が住む周南市の人口動態(2022年12月31日現在)である。(広報誌参照)

人口138,104(前月比-102人)
◆出生68人 ◆死亡176人 ◆転入293人 ◆転出287人
世帯68,078世帯(前月比-56世帯)

これをどう見るかは、人それぞれかもしれないが、転入、転出の人数はほぼ同じ、なのに世帯数は56世帯減。死亡者176人の内、一人世帯高齢者の減少が56世帯あったと仮説する。それ以外の120人死亡は同居世帯内の人口減。死亡ー出生=108人。この数カ月ほぼこんな感じだ。死亡者が数年前迄は月100人程度だったが、1.8倍に増加しているのが私の肌感覚。(離婚後周南市に出戻って毎月見ている数字なのであくまでも感覚的なものだが)

何が言いたいのか?

高齢者の死亡と少子化による(なお且つ未婚化も加速)『超少子化・超高齢化』を予測した上での『リスキリング』が急がれるのだ。同じスキルでの職場復帰よりも別のスキルを身に付け転職を促す材料の提供。通常の働き手不足に加え、高齢化によるその方面の不足加速。恐らく企業側からの要請により政府に補助金を出すよう要望があるのだと私は想像する。急に言われた現首相もあたふたする答弁も致し方ない。


リスキリングについて考えてみると~楽しくなってきたことがあるので、また今度!

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