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八代の鶴 [社会]

全国に二箇所しかないナベヅルの越冬地である山口県周南市熊毛の八代盆地に鶴を観に行った。

熊毛鶴.jpg

熊毛鶴二羽.jpg

ロシアなどから2000キロを超えて越冬のために飛んでくるのだ。

10月下旬に飛来し、冬をこの地で越して3月下旬には北帰行(ほっきこう)していく。

昭和15年に355羽観測したのをピークに減少し続け今年は10羽のみとか。

もうひとつの越冬地、鹿児島県出水市は昭和22年に250羽を底として今では1万羽数えるのだとか。この違いは何なのか?

うちの家周辺もかなりの田舎だが、この熊毛八代地区はもっと田舎である。その田舎でも耕作の機械化、周辺の宅地化、道路化、灌漑排水などコンクリート整備されている。その地区唯一の農業法人のコメントを読むと「低農薬に努める」とあるからやはり農薬の影響によるエサの減少も要因のひとつかと感じるが、農業の存続に関わるから公には言えない現実もあるのだろう。

無農薬による鶴の存続か?農薬使用による人間の存続か?と問われて人間が生きていかなくてはいけない現実があり、結果10羽と減少したのではないだろうか?

と素人が根拠もなく勝手に推測してみるが、鹿児島県出水市が農薬バンバンでナベヅル飛来もバンバンだったらすごいことであるが。。。

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人工的に整備された川と自然に咲く桜の融合。


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