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天寿を全うする [社会]

さんまの「ホンマでっかTV」で有名な原子力の専門家の中部大学の武田教授の音声ブログは非常に面白い。

まさに私のあこがれる理系の観点から物事を解説してくれるので勉強になる。放送大学というか大学の講義を無料で聴いているようなものである。

最近始まった「科学と命」シリーズを聞いていて驚いたことがある。

人間は健康であれば長生き出来ると思っていたが、実はそうでは無いようだ。

結論から先に言うと①天寿というものがあり、その人の天寿は決まっている②外敵を避ける③健康を維持④人の役に立つ・・・ことで天寿を伸ばすことが出来そうな話である。

まず、身体の小さなネズミの寿命は1年。大きな象の寿命は30年。これは行動の回数とかスピードによって決まっているのだとか。象よりも身体の小さい人間だが、脳が発達した人間の寿命は50年~100年というのが大体の相場らしい。これは地球規模的にみると五十歳百歳(五十歩百歩)であり大した違いでは無いレベル。

というのも今から100年前の日本人の平均寿命は43歳。国内で大きな戦争があった訳では無いのでその頃の寿命である。その後、医学の進歩で今や80年まで伸びた。だから50年~100年というのが今の相場である。

私の父は五男五女の10番目の子供である。それが・・・先祖代々の今の家を継いでいるのである。先の戦争でほとんど亡くなったという訳では無い。というのも父の姉を除いてほとんどが20歳までに病気で死んだのである。これには理由がある。祖父と祖母は隣の家(隣といっても辺ぴな田舎なので歩いて数分掛かるが)の親戚同士のいとこ結婚なのである。昔はよくあったことだと思うが、DNA的には種が近いもの同士は障害を持った子が生まれたり、種が続かないのだ。しかし、父は73歳と長生きである。私たち三兄弟を残し、8人の孫まで残したのである。やはり「天寿」理論は理解できる。もし父が長生きしなかったら、私も生まれていないし、そもそもこの家は絶えていたからである。父や母に感謝であるし、そもそもの「天寿」に感謝しなければならない。

43歳で痛風を発症した私は「痛風」に気付かせてくれた天寿に感謝しているほどだ。それまでの暴飲暴食と大酒のみ。これでは「痛風」になって当たり前。担当の医師からも言われた「神さんより、『生きなさい!』と言われているんですよ!」と。というのもそのままの生活を続けていたら、一足飛びで心筋梗塞などで突然死することもある。一足飛びの違う形で糖尿病になって、痛風よりも過酷な制限をされるより、痛風でまだ良かったと思える。

③の健康を維持につながっている。

②の外敵を避けるだが、熊の居る場所に行かないとか、紛争地に行かないとか、ウィルスを避けるとかであるが、これも情報というネットを使えば何とかなりそうだ。やはり勉強する人は長生きというのは「口にするもの」をいかに氣を配らねばならないかということからも理解できる。

「天寿」というのは天にお任せだからどうしようもないが、一番難しいのは④の人の役に立つということである。私は男なので女性のように子供の世話が好きとかでは無いもので。女性が男性より長生きなのは遺伝的に人のお世話をするのが好きな性別(子を産み育てお世話する本能)だかららしい。サービス業で女性が本領を発揮して人のお役に立つのもこの分類に入るらしい。

私にはまだ養育義務がある子供が二人居るからまだ、役に立っている部類だが、義務を果たしたら即死ぬ気がしてきた。男性は奥さんが居ないと早死にらしい。でも独身男性でも茶のみ友達とかでもいいから会話できる女性がいる人は長生きらしい。50歳過ぎて、人間としての真価(進化)を問われるというのが46歳の私としては希望が持てる話である。

果たして50歳~100歳の間まで人の役に立ち、寿命を延ばすことが出来るのか?それはあなた次第です! [パンチ]


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