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煮汁で栄養素総摂り [社会]

以前、アイヌの食文化をTVで紹介していた。

例えば、動物を食べるにも、焼くと肉の油がポタポタと落ちて失われていく。なので、鍋で煮込み、煮汁で貴重な動物性油を摂るのだとか。貴重な食糧源・栄養源を大事に摂取する一例だ。

最近、毎日のようにもやしを食べている。以前は、茹でてザルに移して煮汁は全部捨てていたが、もやしの栄養源もそこで失われるものもあると知った。もやしは、1袋200gで牛乳瓶1本分のカルシウム且つレモン1個分のビタミンCを含んでいる。この栄養素を得るには、炒めるか、煮る調理方法が良いと知った。なので、『今日は炒めてみよう!』とか『今日は煮てみよう!』とかその日の氣分に合わせて食べている。やはり、ちょっと知るだけで、身体にとっても良い事なので、今後少しでも『知』の探求をしていきたいし、『無知の知』(自分が無知である事を知る事)を突き進めていきたい。

ちなみにアイヌは元々の1万年も続いた縄文人。日本列島に住んでいたが、大陸や半島からやって来た弥生人によって土地を追われ、そもそも縄文人は所有の概念が無かった為、ここは今日から俺の土地だ!という弥生人に、どうぞどうぞ!と分け与えて、離れていった。北は北海道、南は沖縄まで逃げた。別ルートで山に逃げて、そこでジプシーのように暮らす『サンカ』と言われる人たちも縄文人の末裔。山口県内にも山奥の集落というのがいくつもある。サンカというのは四国の祖谷渓とかそういうイメージだが、『よく、こんな場所で生きていけるんだなぁ…』と思った事がある。サンカとは聞いたことが無いが、その末裔なのかもしれない。

弥生人に追いやられる生活はさぞ、厳しかっただろう。なので、仲間と協力して情報を共有して助け合いながら生活していたと思われる。

煮汁で栄養素総摂りもその名残であり、生活の知恵なのだろう。

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